人は否定形が理解できない。
森田のことを思い浮かべないでください。
この言葉で森田のことを思い浮かべた人・・・
おそらく読者全員だと思います。
人は否定形が理解できない仕組みになっています。
試験本番。
「緊張するな」
「緊張するな」
「緊張するな」
自分自身に言い聞かせます。
でも
否定形を理解できないから言い聞かせれば言い聞かせるほど
緊張してしまいます・・・
だからそんなときは
「リラックスしよう」
「リラックスしよう」
「リラックスしよう」
と言い聞かせるとよい。
これは相手に伝えるときも同じです。
たとえば恋愛の場合
「俺、昔の彼女とは会ってないし、メールも電話もしてないし
連絡なんて一切取ってないよ。」
もうお分かりかと思いますが
人は否定形を理解できないということで
彼女としては大変不愉快な思いをしてしまいます。
口げんかになって
「だから、会ってないってば!」
「もう意識もしてないってば!」
といえば言うほど、不愉快な思いをする。
そんな昔の彼女の話なんかしないで
彼女のことを言ってあげればいいんじゃないか
と思うのです。
「いやぁ、一緒にいれてうれしいなぁ」
「○○さんが居てくれてよかったなぁ」
その言葉だけで十分なんじゃないなぁと
思うのです。
でも
私としてはそんなことを知っているものだから
「もう、昔の人とは会ってないって!」
と言われても大丈夫です。
(少し嫌な感じは受けますが・・・)
言っている相手の本質はわかります。
ただ伝え方がまずかっただけ。
そんなところを理解してあげたい。
そんな気持ちからコミュニケーションについていつも考えます。
相手のために。
理解からの共感です。
人は否定形が理解できないということがわかれば
相手のことが理解できるはず。
言葉の表面に惑わされず、裏側がわかるはずです。
理解できれば
「なるほど。そういうことかぁ。」
と共感できるはず。
相手のこともわかってあげられる。
そんなことを日々考えています。
2010.10.12 | Comments(0) | Trackback(0) | 日記