自己実現の欲求との付き合い方はどうする?
先日の
人はどうしたら幸せになれるのか?(理屈でわかりにくいことを理屈で紹介する②)
では
どうしたら幸せになれるのか?
の答えをこの本では
「欲求を減らして、感謝心を高めること」
と言っていると紹介しました。
また、
自己実現させるために(同期に読んでほしい本)
では、マズローの欲求段階説を紹介しました。
アメリカ合衆国の心理学者・アブラハム・マズローが、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したもので、人間は次の段階を順に踏むとされているというものです。
生理的欲求
生命維持のための食欲・性欲・睡眠欲等の本能的・根源的な欲求
安全の欲求
衣類・住居など、安定・安全な状態を得ようとする欲求
所属と愛の欲求
集団に属したい、誰かに愛されたいといった欲求
承認の欲求
自分が集団から価値ある存在と認められ、尊敬されることを求める欲求
自己実現の欲求
自分の能力・可能性を発揮し、創作的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求
では、
自己実現の欲求とはどのように付き合えばよいのか・・・
欲求を減らして、感謝心を高めることをすると
「私は少しくらい出来ない人間でも良い・・・
自由に歩けるし、好きなこともできる。
生まれてきたことに感謝しよう。」
という感じでしょうか?
先日紹介した
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こちらの本によると
ひとまず現在の自分を受け入れて、心の平穏を確保し
それから向上心で自分を高めていけば良い
と書いてありました。
「ふむふむ、なるほどなぁ・・・」
と感じていました。
しかし
先日、セラピストの石井裕之さんのセミナーDVDを見ていると
石井さんはこう言われました。
「私は現在の大嫌いな自分を認めて納得する人が大嫌いです。
私は今の自分が大嫌いで仕方が無なくて、どうしても自分を変えたい人が
好きです」
と・・・・
「頑張らなくていいよ・・・という言葉を発することが出来る人は
すでに自己実現できた人だ」
と
「だから頑張らなくていいよ・・・という言葉を発する人は頑張らなくてもいい状態の人だけど、
自分のことが大嫌いで自分を変えたい人は変わりたいし、変われるように頑張りたいし、
頑張らないといけない!」
と
私はこの言葉を聴き、共感しました。
「自己実現の欲求は減らさないほうがいいなぁ・・・」
と思いました。
心の平穏は訪れるかもしれませんが
成長のスピードは確実に落ちると思うからです。
石井さんはセミナーの最後に会場全員で
「がんばれ!」
という一声でセミナーを終わられ、退場されました。
その最後の「がんばれ!」の言葉が
私の心にも深く残りました。
自己成長、自己実現に必要なのは努力しかないと・・・
自己実現の欲求だけは減らさない方がいいような気がします。
新たな見方があるようなら、また皆さん教えてくださいね

~追伸~
セミナーの内容は「確かそういった内容だった」という記憶で書いています。
言葉の使い方やニュアンスにずれがあるかもしれません。
その点はご容赦ください。
2009.08.23 | Comments(0) | Trackback(0) | 心の話