引きこもりやニートになる理由(理屈でわかりにくいことを理屈で考える③)
先日は
なぜ、家庭内暴力から逃げ出さない女性がいるのか
ということを紹介しました。
今日は、引きこもりやニートになる理由を考えてみました。
日本では義務教育で小学校、中学校と教育を受けます。
国語では国語の教科書が配られ、先生が教えてくれます。
数学では数学の教科書が配られ、先生が教えてくれます。
また、子供のころに水泳やピアノなどの習い事、私の場合は少年サッカー団に入っていましたが
水泳教本、ピアノ教本、サッカー教本などを読み、コーチが
「こうした方がいいんだよ~」
などと教えてくれたものです。
では
仕事に対する考え方や選び方は教えてもらいましたか?教本を読みましたか?
人とどう接してコミュニケーションをとったらよいか教えてもらいましたか?教本を読みましたか?
私は教えてもらいませんでしたし、教本も買いませんでした。(買えませんでした)
自分は何で人と接するときはこうで、仕事に対する考え方はこうなんだろう・・・と疑問に思いました。
そして一つの答えが出ました。
すべては育った環境で決まると。
仕事の仕方や選び方、人とのコミュニケーションの取り方は
教育では教えてくれません。
自分で学ばなければ、両親が見せる姿勢によって変わると思うのです。
父親が仕事にやりがいも感じず、家に帰って愚痴をこぼしたり
母親が姑との関係をわずらわしく思って、接しなかったり、
近所付き合いがわずらわしく思って、接しなかったり・・・
子供はどう思うでしょう。
仕事って面白くないんだ・・・・
人と接するのって面白くないんだ・・・・
って
思いませんか?
だから、親は仕事にやりがいと誇りを持ち、楽しく仕事をしないといけないと思います。
すべてのコミュニケーションは面白く楽しいものにしないといけないと思います。
もっと言うと
「生きるって楽しいことなんだよ」
という姿勢を見せて、教えてあげないといけないんじゃないかと思っています。
「生きるってつらいことなんだ」
って思わされれば、引きこもりになったり、ニートになって当然だと思います。
皆さんに院長森田の「楽しさ」は伝わっていますか?
2009.09.15 | Comments(0) | Trackback(0) | 心の話